- 氏名/柏崎 勘久郎(かしわざき かんくろう)
- 職名/パーソナル スタイリスト
- 生年/昭和53年
- 身長/172㎝
- 体重/65kg
東海三県を中心に、ファッションに悩む大人の男性を対象とした個別スタイリングの提供をしています。
具体的には…
お客様と一緒に買い物に行ってお店でスタイリングをしたり、
時にはご自宅のクローゼットを拝見して改善の提案をしたり、
或いは年間を通して服選びを一任させていただくこともあります。
そもそも、「スタイリスト」と聞くと、芸能関係のタレントに付く職業を連想される方が多いと思いますが、彼等の仕事は数あるブランドやショップの中から担当しているタレントに合いそうな服をピックアップして着用してもらうこと。
端的に言えば、その対象が一般の個人の方向けにまでなったのが「パーソナルスタイリスト」です。
かく言う私自身の経歴は…
昭和53年の盛夏にファッションとはおよそ無縁の茨城県に産まれ、
20代は情熱と給料の大半を服とレコードに注ぎ込み、
大学卒業後は大手企業へ就職して外勤営業に従事するも…
思い募って27歳でアパレル業界に転職し、販売員、店長職、マネージャー職を経験以後は都内各所で15年…
といったブランドの旗艦店・百貨店に勤務。販売職の他、店舗管理職、営業職、バイヤー職を務め、時には商品の企画を担当。
と、15年間でアパレル業界の一通りのを経験しましたが、お客様と対面する販売職が特に好きで、多い時には一年の内の300日は店頭に(呼ばれなくとも)立っていました。
2019年に東京から妻の故郷である三重県へと移住。
その後にパーソナルスタイリストとしての活動をスタート。
エピソードを一つ。
販売員という仕事は基本的に自社の商品しかお客様には提案できません。
他社の商品を販売しても自分達の売上にはなりませんから。
でも、それは店側の都合であって、接客したお客様に合う服が必ずしも自社の商品ではない時があります。
これは私が都内の伊勢丹新宿店メンズ館にいた2017年頃の話。
そこは『日本におけるメンズファッションの聖地』として今日も君臨し、世界的に名立たるハイブランドや新進気鋭のドメスティックブランドが同居するメトロポリスです。
その日、ある他社ブランド贔屓のお客様が私の販売する自社ブランドの商品を気に入ってくださいました。
百貨店内では他社の顧客を奪う行為はNGという暗黙のルールがあるため、私はそのブランドの販売員の面々に配慮しつつも、そのお客様に失礼のないように対応。結果的に5点の自社商品をご自身の意思で選んでいただきました。
ところが、そのお客様の来店を聞きつけた他社ブランドの担当販売員が休憩から戻ったことにより事態は一変。
先の自社商品5点は秒で水泡に帰し、そのお客様は普段の通り某ブランドの商品を10点ほど購入されてご帰宅。
その時、私の胸に去来した思いは以下の通りです。
① 自社商品の販売機会の損失による無念
② 新たな価値観を手に入れる機会をお客様に提供できなかった自分に対する無力感
③ 店側の仕組みを気にせず自由に服を選んで欲しいという想い
④ ③を実現させたいという想い
販売の仕事を長くしていると、この様な出来事は決して非日常的ではありません。
そういう経験を重ねた結果、私はブランドやお店といった垣根を取り払い、「その方にとって最善のスタイルを提供することが理想」という考えに至ます。
そして、今もその理念で現在の仕事を請け負っています。
東海三県を軸に活動しておりますが、ご用命があれば関東・関西地方へも出張しております。